“出殼”の読み方と例文
新字:出殻
読み方割合
でがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこふところ窮屈きうくつでなくなつてからはなが休憇時間きうけいじかんには滅多めつたなはふこともなく風呂ふろつてははなしをしながら出殼でがらちやすゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
明神下の錢形平次の家の晝下がり、煎餅せんべいのお盆をからつぽにして、豆板を三四枚平らげて、出殼でがらしの茶を二た土瓶どびんあけて、さてと言つた調子で話を始めるのです。