出殼でがら)” の例文
新字:出殻
すこふところ窮屈きうくつでなくなつてからはなが休憇時間きうけいじかんには滅多めつたなはふこともなく風呂ふろつてははなしをしながら出殼でがらちやすゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
明神下の錢形平次の家の晝下がり、煎餅せんべいのお盆をからつぽにして、豆板を三四枚平らげて、出殼でがらしの茶を二た土瓶どびんあけて、さてと言つた調子で話を始めるのです。