“しんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新鮮32.6%
神仙15.2%
深浅8.7%
震顫6.5%
矧川4.3%
神饌4.3%
秦川4.3%
信箋2.2%
心泉2.2%
新仙2.2%
新川2.2%
新撰2.2%
神占2.2%
神泉2.2%
襯染2.2%
針綫2.2%
針線2.2%
鍼線2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫時しばし新鮮しんせんかぜかれんとわたくしたゞ一人ひとり後部甲板こうぶかんぱんた。
三郎さぶろうあさはやきてボンをれて、空気くうき新鮮しんせんなうちにそと散歩さんぽするのをたのしみとしていました。
少年の日の悲哀 (新字新仮名) / 小川未明(著)
英雄こうべをめぐらせばすなわち神仙しんせんである、西郷は乱世には英雄になれる、頭の振りよう一つでは聖人にも仙人にもなれるところが豪傑中の豪傑だ、おそらく、薩州だけではなく
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かっる日に、手廂てびさししてながむれば、松、桜、梅いろ/\樹のさま、枝のふりの、各自おのおの名ある神仙しんせんの形を映すのみ。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
雪の深浅しんせん公税こうぜいかゝるを以てなるべし。
ところで、一口に仲よくするといっても、仲のよさにも、種類があり、深浅しんせんの差がある。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そうかと思うと等間隔のまま左へ大きく移動し、安ガラスをとおして見るようにゆがみ、こちらの瞳孔どうこう震顫しんせんするように、不安定に揺れながら、また左右へひろがって、二十以上にも数が殖えた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
矧川しんせん志賀先生の『日本風景論』(第三版)を読まれた人は、日本には火山岩の多々なる事という章の終りに、附録として「登山の気風を興作すべし」という一文が添えてあることを記憶されているであろう。
木曽駒と甲斐駒 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
里宮参籠記念のお札、それに神饌しんせんの白米なぞを用意して来て、それを部屋の床の間に置いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「先生の所説を伺い、何かにわかに、雲霧をひらいて、この大陸のくまなき果てまで、一望に大観されてきたような心地がします。益州の精兵を養って、秦川しんせんに出る。ああ、今までは、夢想もしていなかった……」と、その眸は、将来の希望と理想に、はや燃えるようだった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
国舅こっきゅうのお手もとへは、予から出した招待の信箋しんせんが届かなかったであろうか」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どんな暗黒な——どんな悲嘆の底にも——そこをつらぬき通せばこんこんたる心泉しんせんがあるものだ。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神仙は尊のといに答えて、「近比ちかごろ人間界から来た新仙しんせんがあって、まだ音楽に熟していないのが混っているからである」と云った。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
表紙には『創世乃巻』と気取つた字で書いて、下にはやや小さく「野村新川しんせん。」
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
新撰しんせん映画脚本集、下巻。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「だめです。ひとたびもうくらんだお人には。——いかなる神占しんせんも耳には仇事あだごと。つまりは、それが運勢というものでな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや国史の神泉しんせんともいうべき大規模な修史しゅうしをなしとげておきたい。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、二葉亭のいうのは恐らくこの意味ではないので、二葉亭はく西欧文人の生涯、ことに露国の真率かつ痛烈なる文人生涯に熟していたが、それ以上に東洋の軽浮な、空虚な、ヴォラプチュアスな、廃頽はいたいした文学を能く知りかつその気分に襯染しんせんしていた。
暗に針綫しんせんとどめて双蛾をひそ
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
一、第二期に入る人もとより普通の俳句を解するに苦まずといへども、用意の周到なる、針線しんせん緻密ちみつなるものに至りてはこれを解する能はず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
こと/″\く銀の鍼線しんせんを浴び、自らおどろくらく、水精しばらく人と仮幻かげんしたるにあらざるかと、げに呼吸器の外に人間の物、我にあらざるなり
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)