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手廂
ふりがな文庫
“手廂”の読み方と例文
読み方
割合
てびさし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てびさし
(逆引き)
道を切って、街道を横に瀬をつくる、
流
(
ながれ
)
に迷って、根こそぎ倒れた並木の松を、丸木橋とよりは
筏
(
いかだ
)
に
蹈
(
ふ
)
んで、心細さに見返ると、
車夫
(
くるまや
)
はなお
手廂
(
てびさし
)
して立っていた。
栃の実
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
森を高く抜けると、三国
見霽
(
みはら
)
しの一面の広場になる。
赫
(
かっ
)
と射る日に、
手廂
(
てびさし
)
してこう
視
(
なが
)
むれば、松、桜、梅いろいろ樹の
状
(
さま
)
、枝の
振
(
ふり
)
の、
各自
(
おのおの
)
名ある神仙の形を映すのみ。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
森を高く抜けると、
三国
(
さんごく
)
見霽
(
みはら
)
しの一面の広場に成る。
赫
(
かっ
)
と
射
(
い
)
る日に、
手廂
(
てびさし
)
して
恁
(
こ
)
う
視
(
なが
)
むれば、松、桜、梅いろ/\樹の
状
(
さま
)
、枝の
振
(
ふり
)
の、
各自
(
おのおの
)
名ある
神仙
(
しんせん
)
の形を映すのみ。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
手廂(てびさし)の例文をもっと
(4作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
廂
漢検1級
部首:⼴
12画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭