“王滝”の読み方と例文
旧字:王瀧
読み方割合
おうたき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木曾の王滝おうたき、西野、末川の辺鄙へんぴな村々、むかぐん附知村つけちむらあたりからも人足を繰り上げて、継立ての困難をしのいでいることを告げた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
昨年五月の末木曾の奥に入り王滝おうたき川の谿たにを上った時、上島うわしまの民居から少し上流の野口という部落を通った。すなわち山谷の入野いりのの口である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「お民、おれは王滝おうたきまで出かけて行って来るぜ。あとのことは、清助さんにもよく頼んで置いて行く。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)