“おうたき”の漢字の書き方と例文
語句割合
王滝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ来たる五月十二日を期して、贄川にえがわ藪原やぶはら王滝おうたき馬籠まごめの四か村から出るものが一同に代わって本庁の方へ出頭するまでの大体の手はずをきめる。彼も心から汗が出た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
京都の方のことも心にかかりながら、半蔵は勝重かつしげを連れて、王滝おうたきをさして出かけた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いずれ土屋権大属ごんだいぞく帰庁の上で評議にも及ぶであろう、それまではまずまず預かり置く、そんな話で、王滝おうたき贄川にえがわ藪原やぶはらの三か村から出た総代と共に、半蔵は福島出張所から引き取って来た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)