“権大属”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごんだいさかん50.0%
ごんだいぞく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃さきに浦和県の官吏となった塩田良三りょうさんが、権大属ごんだいさかんのぼって聴訟係ていしょうがかりをしていたが、優善を県令にすすめた。優善は八月十八日を以て浦和県出仕を命ぜられ、典獄になった。時に年三十六であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いずれ土屋権大属ごんだいぞく帰庁の上で評議にも及ぶであろう、それまではまずまず預かり置く、そんな話で、王滝おうたき贄川にえがわ藪原やぶはらの三か村から出た総代と共に、半蔵は福島出張所から引き取って来た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)