“聾唖”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ろうあ	75.0%
おし	12.5%
つんぼ	12.5%

ろうあ

いろいろ他にも相談したすえに、結局市の聾唖（ろうあ）学校へ行って、聴音器などのことをよく聞きただして来ることに極（き）まった。

夢は呼び交す：――黙子覚書―― (新字新仮名) ／ 蒲原有明(著)

おし

聾唖（おし）の木魚の阿呆陀羅経だよ。さても然（しか）るにスカラカ、チャカポコ。そもやホントウ民衆国は。表向きでは世界の強国。世界一ならお国の自慢じゃ。自由正義の本場ときまった。

ドグラ・マグラ (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

つんぼ

或者は聾唖（つんぼ）であつたが、信仰によつて唖（おふし）が癒つたから、その信仰の宣伝に廻つて居るから金をくれと云うてくる。

死線を越えて：02 太陽を射るもの (新字旧仮名) ／ 賀川豊彦(著)

“聾唖”の意味

《名詞》
聾唖（ろうあ）

聴覚障害及び発声障害。
(出典:Wiktionary)

“聾唖（ろう者）”の解説

ろう者（ろうしゃ）とは、聴覚障害者の一区分である。聾者、聾唖者（ろうあしゃ）ともいう。
ろう者の意味内容は多義的であるが、主に聾学校卒業者や日本手話使用者、聾社会に所属している人が、自分のこと（自分のアイデンティティ）を「ろう者」と呼称する。音声言語獲得前に失聴した人が多い。また、聴覚障害者という単語には『障害』という言葉が含まれているので、その表現を嫌う人も自分のことを「ろう者」と表すことが多い。手話を堂々と使い、聞こえない自分を肯定している聴覚障害者に、自分を「ろう者」と呼ぶ人が多い。
(出典:Wikipedia)

聾	漢検準1級 部首:⽿ 22画
唖	漢検準1級 部首:⼝ 10画