“わっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わっという声ばかりに菊之助の息絶え、異様の叫びを聞いて夫婦は顔を見合せて家に駈け戻れば、吉兵衛うろうろ、子供は盥の中に沈んで、取り上げて見ればはや茹海老ゆでえびの如く
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
シタフェとは魚を背からわって骨を抜き出しておいて
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
……黙って切ってくれて、ふふふんと笑うと、それまでこらえていたらしい乗客が一斉いっときわっ吹出ふきだしたじゃありませんか。次の停車場へ着くが早いか、真暗三宝まっくらさんぼうです。飛降とびおり同然。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
続いて黄金丸も垣を越え、家の中を走り抜けんとせし時。六才むつばかりなる稚児おさなごの、余念なく遊びゐたるを、過失あやまちて蹴倒せば、たちまわっと泣き叫ぶ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
知っとりながらついわっせてしもうた。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
わっしゃ、よんべも食いましたがナァ」
あまり者 (新字新仮名) / 徳永直(著)