“唖女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしやん50.0%
おしおんな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヘエヘエ。これは先生。この唖女おしやんはモトこの裏山の跛爺ちんばじいの娘で、あそこの名主どんの空土蔵あきどぞうに住んでおった者で御座いますが……」
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それが昨年の秋口になりますと大切な娘のこの唖女おしやんが、どこかへ姿を隠しましたそうで、門八爺は跛引き引き村の内外を探しまわっておりますうちに
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一作が薪割用のおのを振上げて見せると、唖女おしおんなは、両手を合わせて拝みながら、蓬々たる頭を左右に振立てた。下腹部したはらを撫でて見せながら今一度叫んだ。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一作爺が自分の腹を指して見せながら、唖女おしおんなの顔を覗き込んだ。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)