“貪官汚吏”の読み方と例文
読み方割合
どんかんおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例せばここに貪官汚吏どんかんおりあって苛斂誅求かれんちゅうきゅうを事とし、一村に対して一万円の負担を命ずる事ある場合に、仮りにその村民をしてその官吏に対し五千円の賄賂を贈り
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
……ところがこのたび、当地の盧員外ろいんがいどのが、淫婦いんぷ奸夫かんぷのはかりにち、かつまた貪官汚吏どんかんおりの手にかかって、あえなく獄にとらわれ召された。いやすでにめい旦夕たんせきの危急と聞く。……で。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
国民の安寧秩序を守るだけの十分な威力が備われば、他の貪官汚吏どんかんおりを戒むるくらいの事はなんでもない。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)