“盧員外”の読み方と例文
読み方割合
ろいんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにも盧員外ろいんがいの身をなまで渡せというんじゃなしさ。……なんとかズルズル延ばしてりゃあ、そのうち片がつこうというもんじゃねえか
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「待てーっ。盧員外ろいんがいに手でもさわると命はないぞ。梁山泊の勢揃いを知らねえのか。そこらには、梁山泊の者が大勢来ているのを!」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにつけ、宋江は、いまなお、大牢のうちに幽囚ゆうしゅうされているであろう盧員外ろいんがいと石秀の身を思いやって、北京ほっけいの空のみが、たえず胸のいたみであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)