“員外帥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヰングワイノソツ75.0%
ゐんぐわいのそち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現に、時に誇る藤原びとでも、まだ昔風の夢にナヅんで居た南家の横佩右大臣は、さきをとゝし、太宰員外帥ヰングワイノソツオトされて、都を離れた。さうして今は、難波で謹愼してゐるではないか。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
現に、時に誇る藤原びとでも、まだ昔風の夢にナヅんで居た南家の横佩右大臣は、さきをとゝし、太宰員外帥ヰングワイノソツオトされて、都を離れた。さうして今は、難波で謹愼してゐるではないか。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
現におなじ藤原びとでも、まだ昔風の夢に耽つて居た南家の横佩右大臣は、去年太宰員外帥ゐんぐわいのそちになつて、都を離れて行つたではないか。自分の親旅人の三十年前に踏んだ道である。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)