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愕
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おど
ふりがな文庫
“
愕
(
おど
)” の例文
なお
愕
(
おど
)
ろくべきことには、彼等は
明瞭
(
めいりょう
)
なる日本語を話すことを発見せり、わが隊はこれより彼らを連行し、直ちに帰艇せんとす、終り”
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると
愕
(
おど
)
ろいたことは学校帰りの子供らが五十人も集って一列になって歩調をそろへてその杉の木の間を行進してゐるのでした。
虔十公園林
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
健三は
膳
(
ぜん
)
の上から急に眼を上げた。追憶の夢を
愕
(
おど
)
ろかされた人のように。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
樫鳥
(
かけす
)
が何度も身近から飛び出して私を
愕
(
おど
)
ろかした。道は小暗い
谿襞
(
たにひだ
)
を廻って、どこまで行っても展望がひらけなかった。このままで日が暮れてしまってはと、私の心は心細さでいっぱいであった。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
造化の摂理
愕
(
おど
)
ろくべきものあり。
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
すると
愕
(
おど
)
ろいたことは学校帰りの子供らが五十人も集って一列になって歩調をそろえてその杉の木の間を行進しているのでした。
虔十公園林
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
このムーア彗星に降りて第一歩を印した隊員が
愕
(
おど
)
ろいたのは、この大彗星が地球の数十倍もある巨大なものだったし、質量も大きかったので大変な重力であり、そのままではあまりに身体が重く感じ
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところが
愕
(
おど
)
ろいたことは、六本うで木のまた向ふに、三本うで木のまつ赤なエボレツトをつけた兵隊があるいてゐることです。
月夜のでんしんばしら
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ところが
愕
(
おど
)
ろいたことは、六本うで木のまた向うに、三本うで木のまっ赤なエボレットをつけた兵隊があるいていることです。
月夜のでんしんばしら
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その時向うから銀色の光がパッと
射
(
さ
)
して小さな
海蛇
(
うみへび
)
がやって来ます。くじらは非常に
愕
(
おど
)
ろいたらしく急いで口を閉めました。
双子の星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「いやこんにちは。お
招
(
まね
)
きにあずかりまして大へん
恐縮
(
きょうしゅく
)
です。」と云いました。みんなは山男があんまり
紳士風
(
しんしふう
)
で
立派
(
りっぱ
)
なのですっかり
愕
(
おど
)
ろいてしまいました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
南のずうっと向うの方は、白い雲か
霧
(
きり
)
かがかかり、
稲光
(
いなびか
)
りが月あかりの中をたびたび白く
渡
(
わた
)
ります。二人は
雀
(
すずめ
)
の卵ぐらいある雹の
粒
(
つぶ
)
をひろって
愕
(
おど
)
ろきました。
十月の末
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すると若い博士は
愕
(
おど
)
ろいて何べんも
眼鏡
(
めがね
)
を直してゐましたがたうとう半分ひとりごとのやうに云ひました。
虔十公園林
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すると若い博士は
愕
(
おど
)
ろいて何べんも
眼鏡
(
めがね
)
を直していましたがとうとう半分ひとりごとのように云いました。
虔十公園林
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
須利耶
(
すりや
)
さまは
童子
(
どうじ
)
をふりかえりました。そしたら童子はなんだかわらったまま、
倒
(
たお
)
れかかっていられました。須利耶さまは
愕
(
おど
)
ろいて
急
(
いそ
)
いで
抱
(
だ
)
き
留
(
と
)
められました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
マヂエル様と叫びながら
愕
(
おど
)
ろいて眼をさましますと、ほんたうにからだが枝から落ちかゝつてゐます。
烏の北斗七星
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
マジエル様と
叫
(
さけ
)
びながら
愕
(
おど
)
ろいて眼をさましますと、ほんとうにからだが枝から落ちかかっています。
烏の北斗七星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そのとき須利耶さまの
愕
(
おど
)
ろきには、いつか雁がみな空を
飛
(
と
)
ぶ人の形に
変
(
かわ
)
っておりました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかしながらすでに
妄
(
みだ
)
りに人の居ない座敷の中に出現して、
箒
(
ほうき
)
の音を発した為に、その音に
愕
(
おど
)
ろいて一寸のぞいて見た子供が気絶をしたとなれば、これは明らかな出現罪である。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
獅子は不審さうに、しばらく中を見てゐましたが、いきなり戸口を
叩
(
たた
)
いてはひつて来ました。猫どもの
愕
(
おど
)
ろきやうといつたらありません。うろうろうろうろそこらをあるきまはるだけです。
猫の事務所:……ある小さな官衙に関する幻想……
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
くるっと立って
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のように外へ走って出られました。そしてまっ白な雲の
一杯
(
いっぱい
)
に
充
(
み
)
ちた空に
向
(
むか
)
って、大きな声で
泣
(
な
)
き出しました。まあどうしたのでしょう、と須利耶の奥さまが
愕
(
おど
)
ろかれます。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すると
愕
(
おど
)
ろいたことは山男のすぐ横でものを言ふやつがあるのです。
山男の四月
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すると
愕
(
おど
)
ろいたことは山男のすぐ横でものを言うやつがあるのです。
山男の四月
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
二人は
雀
(
すずめ
)
の卵ぐらゐある雹の粒をひろって
愕
(
おど
)
ろきました。
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
みんなもひどく
愕
(
おど
)
ろきました。
鹿踊りのはじまり
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
みんなもひどく
愕
(
おど
)
ろきました。
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すっかり
愕
(
おど
)
ろいてしまふ。
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すっかり
愕
(
おど
)
ろいてしまう。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
愕
漢検1級
部首:⼼
12画
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