“錯愕”の読み方と例文
読み方割合
さくがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第四層屋の背後うしろなる大部屋は内より戸を鎖しあるを以て、更にその戸を破壊したり。これに入りたる人々はその惨状を見て恐怖し且つ錯愕さくがくしたり。
私の錯愕さくがくは、そのために、一層驚くべきものになりました。私の恐怖は、そのために、一層恐るべきものになりました。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
もってひとたびは錯愕さくがく、もってひとたびは慟哭どうこく、情緒乱れて、またなすところを知らず。しかれども、事すでにここに至る、いかんともするあたわず。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)