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錯々
ふりがな文庫
“錯々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せっせ
50.0%
せつせ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せっせ
(逆引き)
何に
費
(
つか
)
っても
可
(
い
)
いような金が二百円ばかりあった。彼女の為とあらば、
錯々
(
せっせ
)
と働いて得た報酬も惜しくない。どうかしてその金を費おうと思った。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
二人は腰に差した鎌を取出して、時々鍬に附着する土を
掻取
(
かきと
)
って、それから復た腰を
曲
(
こご
)
めて
錯々
(
せっせ
)
とやった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
錯々(せっせ)の例文をもっと
(2作品)
見る
せつせ
(逆引き)
その板の間の片隅に
機
(
はた
)
が置いてありました。私が表の方から古い大きな門を入つて玄關前の庭に遊んで居りますと、母が障子の影に腰掛けて
錯々
(
せつせ
)
と
梭
(
をさ
)
の音をさせたものでした。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
例の窓からは往來を隔てゝ時計屋の
店頭
(
みせさき
)
が見えます。白い障子の
箝硝子
(
はめガラス
)
を通して
錯々
(
せつせ
)
と時計を磨いて居る亭主の
容子
(
ようす
)
が見えます。その窓の下へは時折來て聲を掛ける學校の友達もありました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
錯々(せつせ)の例文をもっと
(2作品)
見る
錯
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
々
3画
“錯”で始まる語句
錯覚
錯綜
錯
錯誤
錯雑
錯乱
錯落
錯雜
錯覺
錯倒