“鉄砲玉”のいろいろな読み方と例文
旧字:鐵砲玉
読み方割合
てっぽうだま66.7%
てっぽうたま11.1%
てつぱうだま11.1%
てツぱうだま11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこだ、けさ海蛇うみへびたちはホーベスと、鉄砲玉てっぽうだまのロックにぼくの番を命じて、諸君らの動静どうせいをさぐりに出てしまった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
かれはわたしにまどからどけという合図をした。ふしぎに思いながら、わたしは服従ふくじゅうした。かれは豆鉄砲まめでっぽうを口に当ててふいた。かわいらしい鉄砲玉てっぽうたまが空をまって、わたしの足もとに落ちた。
『きやつ、』とつて、わたくし鉄砲玉てつぱうだまのやうに飛出とびだしたが、廊下らうかかべひたひつて、ばつたりたふれた。……よわはゝもひきつけてしまつたさうです。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さあ、神様かみさまさはれば鉄砲玉てツぱうだまでもとほるまいと、蜘蛛くものやうに評判ひやうばんが八ぱうへ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)