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鉄砲玉
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てっぽうだま
ふりがな文庫
“
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)” の例文
旧字:
鐵砲玉
そこだ、けさ
海蛇
(
うみへび
)
たちはホーベスと、
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のロックにぼくの番を命じて、諸君らの
動静
(
どうせい
)
をさぐりに出てしまった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
というと
蛾次郎
(
がじろう
)
は、その
覆面
(
ふくめん
)
の
群
(
む
)
れが、目の下へくるよりはやく、
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
の
反
(
そ
)
れたうさぎのように、横ッとびの一もくさん——
崖
(
がけ
)
から崖をころげていってしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてひばりは
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のように空へとびあがって
鋭
(
するど
)
いみじかい歌をほんのちょっと歌ったのでした。
おきなぐさ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「さあ、いっておいで。だが
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のお使はごめんだよ。」
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
走る、走る、まるで
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
みたいに走りだしたのです。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
イバンスとケートが
矢間
(
やざま
)
からこれを見ると、
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のロックとホーベスのふたりである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
くるっと立って
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のように外へ走って出られました。そしてまっ白な雲の
一杯
(
いっぱい
)
に
充
(
み
)
ちた空に
向
(
むか
)
って、大きな声で
泣
(
な
)
き出しました。まあどうしたのでしょう、と須利耶の奥さまが
愕
(
おど
)
ろかれます。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
鉄砲玉
(
てっぽうだま
)
のロックと四本指の
兄貴
(
あにき
)
のパイクのふたりが、
海蛇
(
うみへび
)
の命令で
斥候
(
せっこう
)
に出た、そしてきみらの洞穴を発見したのだ、洞からはチラチラと火がもれ、戸をあけしめするすがたを見たので
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
“鉄砲玉”の解説
鉄砲玉(てっぽうだま)とは、一度行ったきりで戻ってこない人間のこと。転じて、そのような役割を果たす者。
(出典:Wikipedia)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
砲
常用漢字
中学
部首:⽯
10画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“鉄砲玉”で始まる語句
鉄砲玉薬