“無鉄砲”の読み方と例文
旧字:無鐵砲
読み方割合
むてっぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親譲おやゆずりの無鉄砲むてっぽうで小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほどこしかした事がある。なぜそんな無闇むやみをしたと聞く人があるかも知れぬ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それだのにまだおまえはすきさえありゃあ無鉄砲むてっぽうなことをしようとお思いのかエ。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この複雑きわまるプログラムのうちから、義眼を入れたレビュー・ガールの名前を探し出すなんて、如何に無鉄砲むてっぽうなことだか、そのプログラムのおもてを一と目見ただけで充分に知れることだった。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)