トップ
>
無鉄砲
>
むてっぽう
ふりがな文庫
“
無鉄砲
(
むてっぽう
)” の例文
旧字:
無鐵砲
親譲
(
おやゆず
)
りの
無鉄砲
(
むてっぽう
)
で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬ
)
かした事がある。なぜそんな
無闇
(
むやみ
)
をしたと聞く人があるかも知れぬ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それだのにまだおまえは
隙
(
すき
)
さえありゃあ
無鉄砲
(
むてっぽう
)
なことをしようとお思いのかエ。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この複雑きわまるプログラムのうちから、義眼を入れたレビュー・ガールの名前を探し出すなんて、如何に
無鉄砲
(
むてっぽう
)
なことだか、そのプログラムのおもてを一と目見ただけで充分に知れることだった。
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
だがそれならば
無鉄砲
(
むてっぽう
)
な
浪費家
(
ろうひか
)
であったかと云うのに
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
おれみたような
無鉄砲
(
むてっぽう
)
なものをつらまえて、生徒の
模範
(
もはん
)
になれの、一校の
師表
(
しひょう
)
と
仰
(
あお
)
がれなくてはいかんの、学問以外に個人の徳化を
及
(
およ
)
ぼさなくては教育者になれないの、と無暗に法外な注文をする。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“無鉄砲”の意味
《名詞》
是非や後先を考えずに行動すること。また、そのような人。向こう見ず。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
砲
常用漢字
中学
部首:⽯
10画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙