“ひよし”の漢字の書き方と例文
語句割合
日吉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれがあの時吹き出さなかったのは、我立つそま地主権現じしゅごんげん日吉ひよし御冥護ごみょうごに違いない。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのふしぎな人物をなんとかして地上へおろしてみたら、あるいは、日吉ひよしとうの上にいた、奇怪きかいな人間のなぞもとけようかと考えたのであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ではさきごろ、日吉ひよし五重塔ごじゅうのとうへ登っていたのも居士ではなかったか、はじをもうせば、里人さとびとの望みにまかせてたところが、一さぎとなって逃げうせた」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)