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常磐
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ときは
ふりがな文庫
“
常磐
(
ときは
)” の例文
我
(
あ
)
が女
二人
(
ふたり
)
竝べたてまつれる
由
(
ゆゑ
)
は、石長比賣を使はしては、天つ神の御子の
命
(
みいのち
)
は、雪
零
(
ふ
)
り風吹くとも、恆に
石
(
いは
)
の如く、
常磐
(
ときは
)
に
堅磐
(
かきは
)
に動きなくましまさむ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
当時夫婦間の関係を
推
(
すゐ
)
するに、徳川氏時代の如く厳格なるべきものにあらず、袈裟の如き堅貞の烈女、実際にありしものなりや否やを知らず、
常磐
(
ときは
)
の如き
心機妙変を論ず
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
明進軒
(
めいしんけん
)
か
島金
(
しまきん
)
、
飛上
(
とびあが
)
つて
常磐
(
ときは
)
(はこが
入
(
はひ
)
る)と
云
(
い
)
ふ
處
(
ところ
)
を、
奴等
(
やつら
)
の
近頃
(
ちかごろ
)
の
景氣
(
けいき
)
では——
蛉鍋
(
はまなべ
)
と……
當
(
あた
)
りがついた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
むかし徳川の八代将軍の頃
和蘭
(
オランダ
)
人が象を連れて来た。誰よりも先きに将軍家に御覧に入れなくつちやといふので、象は引張られて
常磐
(
ときは
)
橋からお城に
入
(
い
)
らうとした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
むかしは土手の
平松
(
ひらまつ
)
とか云つた料理屋の跡を、そのまゝの牛肉屋
常磐
(
ときは
)
の門前から斜に堤を下り、やがて真直に浅草公園の十二階下に出る千束町二三丁目の通りである。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
延喜式祈年祭・六月
月次
(
つきなみ
)
祭などの
祝詞
(
のりと
)
に、「
皇孫命
(
すめみまのみこと
)
の御世を手長の御世と
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に
斎
(
いは
)
ひ奉る」
手長と足長:土蜘蛛研究
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
其建物
(
そのたてもの
)
をいへば
松田
(
まつだ
)
は
寿仙
(
じゆせん
)
の
跡也
(
あとなり
)
常磐
(
ときは
)
は
萬梅
(
まんばい
)
の
跡也
(
あとなり
)
今この
両家
(
りやうけ
)
は
御
(
ご
)
一
人
(
にん
)
前
(
まへ
)
四十五銭と呼び、五十銭と呼びて、ペンキ
塗
(
ぬり
)
競争
(
きやうそう
)
硝子張
(
がらすはり
)
競争
(
きやうそう
)
軒
(
のき
)
ランプ
競争
(
きやうそう
)
に
火花
(
ひばな
)
を
散
(
ち
)
らし
居
(
を
)
り
候由
(
そろよし
)
に
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
魂
(
たま
)
の
常磐
(
ときは
)
にしたしまむ。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
常磐
(
ときは
)
の
緑
(
みどり
)
葉をかさね
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
磐
漢検準1級
部首:⽯
15画
“常磐”で始まる語句
常磐木
常磐津
常磐樹
常磐橋
常磐会
常磐町
常磐館
常磐御前
常磐屋
常磐香