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『屏風はたたまれた』
ふりがな文庫
『
屏風はたたまれた
(
びょうぶはたたまれた
)
』
吉村弥十郎はその手紙を三度もらって、三度とも読むとすぐに捨てた。ちょうど北島との縁談がまとまったところなので、誰かのいたずらだろうと思ったからである。差出人の名はただ「ゆき」とだけで、内容はいつもきまっていた。 ——自分はさる家の乳母である …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝春秋」文藝春秋新社、1957(昭和32)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嫁
(
か
)
暴
(
あら
)
垢離
(
ごり
)
番頭
(
ばんがしら
)
家中
(
かちゅう
)
褒賞
(
ほうしょう
)
襖
(
ふすま
)
袂
(
たもと
)
良人
(
おっと
)
腑
(
ふ
)
胤
(
たね
)
緋
(
ひ
)
稀
(
まれ
)
狼狽
(
ろうばい
)
溺愛
(
できあい
)
毛氈
(
もうせん
)
槍
(
やり
)
憚
(
はばか
)
訊
(
き
)
訝
(
いぶか
)
詫
(
わ
)
詮索
(
せんさく
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
躯
(
からだ
)
鄭重
(
ていちょう
)
酒肴
(
しゅこう
)
鉄炮
(
てっぽう
)
隅田
(
すみだ
)
雪洞
(
ぼんぼり
)
靱負
(
ゆきえ
)
頷
(
うなず
)
駕籠
(
かご
)
塞
(
ふさ
)
亀丸
(
かめまる
)
仔細
(
しさい
)
伴
(
つ
)
佗
(
わび
)
儲
(
もう
)
動顛
(
どうてん
)
危惧
(
きぐ
)
却
(
かえ
)
呟
(
つぶや
)
唄
(
うた
)
喉
(
のど
)
喘
(
あえ
)
囁
(
ささや
)
堺
(
さかい
)
掩
(
おお
)
太物
(
ふともの
)
奈々
(
なな
)
娶
(
めと
)
寝衣
(
ねまき
)
局
(
つぼね
)
屏風
(
びょうぶ
)
屹
(
きっ
)
忽然
(
こつぜん
)
急逝
(
きゅうせい
)
惹
(
ひ
)
慥
(
たし
)
乳母
(
うば
)
按配
(
あんばい
)