“太物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふともの94.1%
でかもの5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大門通りも大丸からさきの方は、長谷川町、富沢町と大呉服問屋、太物ふともの問屋が門並かどなみだが、ここらにも西陣の帯地や、褂地うちかけじなどを扱う大店おおだながある。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
奈々の方の年は十八歳、日本橋石町の太物ふともの問屋の娘で、御殿新築の費用も、半分は親元で負担するということであった。
屏風はたたまれた (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「その辺はチト受け合われぬて、第一こんな馬鹿太物でかものを一人の力で引き抜くものはこの日本ひのもとにはおるまいて」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)