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大君
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たいくん
ふりがな文庫
“
大君
(
たいくん
)” の例文
その時の光景は英国公使オルコックが「
大君
(
たいくん
)
の首都における三年」と題された名高い記録に細述せられている。
墓畔の梅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
第一、いまの儒者中、将軍家をさして、国君と称したり、甚だしきは、
大君
(
たいくん
)
などと書して、みだりに帝王に
擬
(
ぎ
)
しておる
輩
(
やから
)
がある。言語道断というほかない。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが、日本の長いあいだの慣例であり、
不文
(
ふぶん
)
の
法
(
ほう
)
であった。また「
公方
(
くぼう
)
」という名をもって、主権が行使され、「
大君
(
たいくん
)
」という名目をもって、対外主権が行使されていた。
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
吉田定房の家にあった皇太子の頃とはずんと違って、ああ、ゆゆしい
大君
(
たいくん
)
ぶりになられしよ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大君”の意味
《名詞》
君主に対する敬称。
江戸時代、幕府が外国に対して使用した将軍の別号。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
“大君”で始まる語句
大君畑