“孝謙”の読み方と例文
読み方割合
こうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで孝謙こうけん天皇即位の頃には、太上だじょう天皇(聖武帝)は七堂伽藍がらん東西両塔を建立こんりゅうされ、善美をつくした伽藍が現出し、つねに一千の僧侶そうりょを住せしめた。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
また明らさまに人皇にんのう第四十六代孝謙こうけん天皇と申し上げてある書物もあるのであります。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すでに孝謙こうけん天皇に位を譲られた後であるが、開眼供養の当日には三方おそろいにて出御され、文武百官、一万二十六人の僧侶が大仏殿に参集したと伝えられている。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)