“気随”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣隨
読み方割合
きずい63.6%
きまま27.3%
キズヰ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし生前せいぜん何事なにごとみな気随きずい気侭きまましとおし、自分じぶんおもいがかなわなければこの生甲斐いきがいがないようにかんがえてりました。
さるにても暢気のんき沙汰さたかな。我にへつらい我にぶる夥多あまたの男女を客として、とうとき身をたわむれへりくだり、商業を玩弄もてあそびて、気随きままに一日を遊び暮らす。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
謂はゞその膝と膕とが、一つの頭のまはりであつて、其から下の脛や足頸が、胴体や脚でゞもあるやうに、其処だけが、気随キズヰにはたらいて居るのである。
鏡花との一夕 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)