トップ
>
気随
>
きまま
ふりがな文庫
“
気随
(
きまま
)” の例文
旧字:
氣隨
さるにても
暢気
(
のんき
)
の
沙汰
(
さた
)
かな。我に
諂
(
へつら
)
い我に
媚
(
こ
)
ぶる
夥多
(
あまた
)
の男女を客として、
貴
(
とうと
)
き身を
戯
(
たわむれ
)
に
謙
(
へりくだ
)
り、商業を
玩弄
(
もてあそ
)
びて、
気随
(
きまま
)
に一日を遊び暮らす。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
女
(
ひと
)
たちも花菊夫人におとらぬ
気随
(
きまま
)
な生活であったであろうが、頭の方は坊主だったから芝居行きに泣き
喚
(
わめ
)
きはないから無事だが、
母屋
(
おもや
)
の内儀の方はそうはゆかない。
旧聞日本橋:10 勝川花菊の一生
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それをお前さんのように、ヤ人の機嫌を取るのは厭だの、ヤそんな
鄙劣
(
しれつ
)
な事は出来ないのとそんな我儘
気随
(
きまま
)
を言ッて母親さんまで路頭に迷わしちゃア、
今日
(
こんにち
)
冥利
(
みょうり
)
がわりいじゃないか。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“気随”の意味
《名詞》
わがままなさま。思うまま。
(出典:Wiktionary)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
“気随”で始まる語句
気随気儘
気随者