“気随気儘”の読み方と例文
読み方割合
きずいきまま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気随気儘きずいきままの画家の心が遠慮なく画面に行われているとはいえども、その根底をなす処には必ず伝統の積み重ねられたる古き心が隠され
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
心柄こころがらとはいひながらひてみずから世をせばめ人のまじわりを断ち、いえにのみ引籠ひきこもれば気随気儘きずいきままの空想も門外世上の声に妨げまさるる事なければ
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
特に信玄から授けられた武田家の割符を持っているので、甲州の地は気随気儘きずいきままに通ることも出来れば泊まることも出来る。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)