“心柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころがら90.0%
こゝろがら10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心柄こころがらとはいひながらひてみずから世をせばめ人のまじわりを断ち、いえにのみ引籠ひきこもれば気随気儘きずいきままの空想も門外世上の声に妨げまさるる事なければ
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
全く心柄こころがらではないので、父の兼松は九歳の時から身体からだの悪い父親の一家を背負せおって立って、扶養の義務を尽くさねばならない羽目はめになったので
不憫のやうでござりまするが、心柄こゝろがらいたし方もござりませぬ。
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)