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謙抑
ふりがな文庫
“謙抑”の読み方と例文
読み方
割合
けんよく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんよく
(逆引き)
高田の鋭く光る
眼差
(
まなざし
)
が、この日も弟子を前へ押し出す
謙抑
(
けんよく
)
な態度で、句会の場数を踏んだ彼の
心遣
(
こころづか
)
いもよくうかがわれた。
微笑
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
が、堂堂たる批評家たちの短歌や俳句を批評するのを見ると、不思議にも決して
威張
(
ゐば
)
つたことはない。いづれも「わたしは
素人
(
しろうと
)
であるが」などと
謙抑
(
けんよく
)
の言を並べてゐる。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大将は心に燃え上がるものをおさえていたが、またあまり過ぎた
謙抑
(
けんよく
)
は取り返しのつかぬ後悔を招くことではないかともいろいろに
煩悶
(
はんもん
)
をしながら帰って行くのであった。
源氏物語:39 夕霧一
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
謙抑(けんよく)の例文をもっと
(5作品)
見る
“謙抑”の意味
《名詞》
へりくだって控え目にすること。
(出典:Wiktionary)
謙
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
抑
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“謙”で始まる語句
謙遜
謙
謙虚
謙譲
謙信
謙遜家
謙澄
謙下
謙讓
謙信流
“謙抑”のふりがなが多い著者
田辺元
ロマン・ロラン
紫式部
横光利一
芥川竜之介