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いそが
ふりがな文庫
“いそが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
忙
74.9%
急
12.8%
多忙
9.6%
閙
0.5%
匆
0.5%
匇
0.5%
慌
0.5%
連忙
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忙
(逆引き)
勘次
(
かんじ
)
は
畦間
(
うねま
)
を
作
(
つく
)
りあげてそれから
自分
(
じぶん
)
も
忙
(
いそが
)
しく
大豆
(
だいづ
)
を
落
(
おと
)
し
初
(
はじ
)
めた。
勘次
(
かんじ
)
は
間懶
(
まだる
)
つこいおつぎの
手
(
て
)
もとを
見
(
み
)
て
其
(
そ
)
の
畝
(
うね
)
をひよつと
覗
(
のぞ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
いそが(忙)の例文をもっと
(50作品+)
見る
急
(逆引き)
と答へたが、其顔に言ふ許りなき感謝の
意
(
こころ
)
を
湛
(
たた
)
へて、『一寸。』と智恵子に会釈して立つ。
急
(
いそが
)
しく涙を拭つて、隔ての障子を開けた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
いそが(急)の例文をもっと
(24作品)
見る
多忙
(逆引き)
夕飯の後、蓮華寺では説教の
準備
(
したく
)
を為るので
多忙
(
いそが
)
しかつた。昔からの
習慣
(
ならはし
)
として、定紋つけた
大提灯
(
おほぢやうちん
)
がいくつとなく取出された。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
いそが(多忙)の例文をもっと
(18作品)
見る
▼ すべて表示
閙
(逆引き)
懸
(
かけ
)
コレサ音吉
殿
(
どん
)
大分
(
だいぶ
)
閙
(
いそが
)
しさうだが何所へ行のだと尋ぬれば音吉は
振返
(
ふりかへ
)
り今日は大旦那が
關宿
(
せきやど
)
の庄右衞門樣の方へ米の代金を取に參られますゆゑ是から
供
(
とも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
して行ますと云ば重四郎夫では今夜は大かた
泊
(
とま
)
りであらうと云に音吉
否
(
いや
)
何
(
な
)
に
明日
(
あす
)
は
仲間
(
なかま
)
の
寄合
(
よりあひ
)
が有から
遲
(
おそ
)
くとも是非今夜は御歸りで御座りますと
言
(
いひ
)
ながら
閙
(
いそが
)
しさうに走り
行
(
ゆく
)
跡
(
あと
)
見送
(
みおく
)
りて重四郎は大いに悦び獨り心に
點頭
(
うなづき
)
甘
(
うま
)
い/\今夜
利根川堤
(
とねがはづつみ
)
に
待伏
(
まちぶせ
)
して穀平が歸りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いそが(閙)の例文をもっと
(1作品)
見る
匆
(逆引き)
その内に紳士の一行がドロドロと
此方
(
こちら
)
を指して来る容子を見て、お政は
茫然
(
ぼうぜん
)
としていたお勢の袖を
匆
(
いそが
)
わしく
曳揺
(
ひきうご
)
かして
疾歩
(
あしばや
)
に
外面
(
おもて
)
へ立出で、
路傍
(
みちばた
)
に
鵠在
(
たたずん
)
で待合わせていると
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
いそが(匆)の例文をもっと
(1作品)
見る
匇
(逆引き)
文三は耳を
聳
(
そばだ
)
てた。
匇
(
いそが
)
わしく縁側を通る人の足音がして、暫らくすると
梯子段
(
はしごだん
)
の下で洋燈をどうとかこうとか云うお鍋の声がしたが、それから後は
粛然
(
ひっそ
)
として
音沙汰
(
おとさた
)
をしなくなった。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
いそが(匇)の例文をもっと
(1作品)
見る
慌
(逆引き)
この間うちは何処を歩いてゐたのか、仕事の支度のために出かけたといふにしては余り長過ぎた! などといふ訊問が皆の口から始まらうとしたのを打ち払つて私は、
慌
(
いそが
)
しくせきたてた。
熱い風
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
いそが(慌)の例文をもっと
(1作品)
見る
連忙
(逆引き)
黄金丸は
膝
(
ひざ
)
を進め、「こは耳寄りなることかな、その医師とは
何処
(
いずこ
)
の
誰
(
たれ
)
ぞ」ト、
連忙
(
いそが
)
はしく問へば、鷲郎は
荅
(
こた
)
へて、「さればよ。某今日里に遊びて、古き友達に
邂逅
(
めぐりあ
)
ひけるが。 ...
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
いそが(連忙)の例文をもっと
(1作品)
見る
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