“閙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さわが40.0%
いそが20.0%
さわ20.0%
とう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで何百年来この山国をさわがした𤢖の眷族けんぞくも、はたして全滅したであろうか。あるいなお其余類そのよるいが山奥にひそんでいるであろうか。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かけコレサ音吉殿どん大分だいぶいそがしさうだが何所へ行のだと尋ぬれば音吉は振返ふりかへり今日は大旦那が關宿せきやどの庄右衞門樣の方へ米の代金を取に參られますゆゑ是からとも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「日が暮れてから誰が拝みに来ようぞ。この頃は世のなかがさわがしいでな」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
翌日、自動車でゆくと、大へんな雑とうがあり、そういうところに何ということであろう餓死人が倒れたまま放っておいてあるのだった。