トップ
>
閙
>
さわが
ふりがな文庫
“
閙
(
さわが
)” の例文
これで何百年来この山国を
閙
(
さわが
)
した𤢖の
眷族
(
けんぞく
)
も、
果
(
はた
)
して全滅したであろうか。
或
(
あるい
)
は
猶
(
なお
)
其余類
(
そのよるい
)
が山奥に
潜
(
ひそ
)
んでいるであろうか。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
翌日、焼芋屋の店を
窺
(
うかが
)
ふと彼は例の如く
竈前
(
かままえ
)
に遊んでゐる。
併
(
しか
)
し昨夜の事を
迂闊
(
うっかり
)
饒舌
(
しゃべ
)
つて、家内の者を
閙
(
さわが
)
すのも悪いと思つたから、私は何にも言はなかつた。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
今までは凍り着いたように
静寂
(
しずか
)
であった町も村も、
俄
(
にわか
)
に何となく
閙
(
さわが
)
しくなった。鴉や雀は何物にか驚いたように啼き出した。犬も
頻
(
しきり
)
に吠え出した。山の方では猿が悲しそうに叫び出した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
閙
漢検1級
部首:⾨
13画
“閙”を含む語句
雑閙
熱閙
閙敷
噪閙
隊閙
嘈閙
憒閙
熱閙場
熱閙場裏
閙殺
雜閙