“匇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いそが50.0%
そう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文三は耳をそばだてた。いそがわしく縁側を通る人の足音がして、暫らくすると梯子段はしごだんの下で洋燈をどうとかこうとか云うお鍋の声がしたが、それから後は粛然ひっそとして音沙汰おとさたをしなくなった。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
半分は給仕に向っての様に「何うも此の節は婦人服の裳の広いのが流行る為に時々粗そうが有りまして」
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)