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疎匇
ふりがな文庫
“疎匇”の読み方と例文
読み方
割合
そそう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そそう
(逆引き)
いずれ、
山挊
(
やまかせ
)
ぎのものか、乞食どもの
疎匇
(
そそう
)
であろう。焼残った一軒も、そのままにしておいては物騒じゃに因って、上段の床の間へ御仏像でも据えたなら、
構
(
かまえ
)
は
大
(
おおき
)
い。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あっ、これは
疎匇
(
そそう
)
を」と叫びつつ、あわてて引き起こし、しかる後二つ三つ四つ続けざまに主人に向かいて
叮重
(
ていちょう
)
に辞儀をなしぬ。今の
疎忽
(
そこつ
)
のわびも交れるなるべし。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
もう一つ、彼女の弱い魂をおびやかしたのは、今夜の客が江戸の
侍
(
さむらい
)
ということであった。どなたも江戸のお侍さまじゃ、
疎匇
(
そそう
)
があってはならぬぞと、彼女は主人から注意されていた。
鳥辺山心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
疎匇(そそう)の例文をもっと
(4作品)
見る
疎
常用漢字
中学
部首:⽦
12画
匇
部首:⼓
5画
“疎”で始まる語句
疎
疎林
疎々
疎遠
疎開
疎忽
疎髯
疎漏
疎隔
疎懶
“疎匇”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
泉鏡花
岡本綺堂