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せはし
ふりがな文庫
“せはし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
忙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忙
(逆引き)
上
(
あが
)
り
口
(
ぐち
)
の
電信
(
でんしん
)
の
柱
(
はしら
)
を
楯
(
たて
)
に、
肩
(
かた
)
を
曲
(
くね
)
つて、
洋傘
(
かうもり
)
の
手
(
て
)
を
柱
(
はしら
)
に
縋
(
すが
)
つて、
頸
(
うなじ
)
をしなやかに、
柔
(
やはら
)
かな
髢
(
たぼ
)
を
落
(
おと
)
して、……
帶
(
おび
)
の
模樣
(
もやう
)
の
颯
(
さつ
)
と
透
(
す
)
く……
羽織
(
はおり
)
の
腰
(
こし
)
を
撓
(
たわ
)
めながら、
忙
(
せはし
)
さうに、
且
(
か
)
つ
凝
(
ぢつ
)
と
覗
(
のぞ
)
いたが
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
又人の
入来
(
いりく
)
る
気勢
(
けはひ
)
なるを宮は心着きて
窺
(
うかが
)
ひしに、姿は見えずして靴の音のみを聞けり。梅見る人か、あらぬか、用ありげに
忙
(
せはし
)
く踏立つる足音なりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
七夕の竹ヤ々々は心涼しく、
師走
(
しはす
)
の竹ヤ/\は(すゝはらふ竹うりなり)
聞
(
きく
)
に
忙
(
せはし
)
。物皆季に
応
(
おう
)
じて声をなし、情に入る事天然の理なり。
胡笳
(
こか
)
の
悲
(
かなしみ
)
も又然らん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
せはし(忙)の例文をもっと
(5作品)
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