『楞迦窟老大師の一年忌に当りて（りょうがくつろうたいしのいちねんきにあたりて）』

月日のたつのは誠に早い、楞伽窟の遷化せられてから、もう一年を経過した。昨日今日のように思うて居たが、この分で進めば三年も七年も間もなく過ぎることであろう。そうして他人と自分と皆悉く「永遠」と云うものの裡に吸い込まれて行く。人生も意義があるよ …

著者	鈴木大拙
ジャンル	哲学 > 仏教 > 各宗
初出	「禅道　第一二三号」1920（大正9）年12月5日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約11分（500文字/分）
朗読目安時間	約18分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

忙（せ） 破（こわ） 所謂（いわゆ） 嚥下（えんげ） 喩（たとえ） 窃（ひそか） 聳（そび） 湮滅（いんめつ） 滾滾（こんこん） 灑脱（しゃだつ） 磅礴（ほうはく） 種子（たね） 桑港（サンフランシスコ） 自（みずか） 舎利（しゃり） 苔蒸（こけむ） 茅（かや） 茶礼（されい） 迸（ほとばし） 頗（すこぶ） 活人（かつじん） 毫末（ごうまつ） 下卑（げび） 旧（もと） 懇篤（こんとく） 愈〻（いよいよ） 屡〻（しばしば） 実（み） 囈語（うわごと） 只（ただ） 又（また） 勿論（もちろん） 併（しか） 亭亭（ていてい） 亦（また） 亡骸（なきがら）