“御台所”のいろいろな読み方と例文
旧字:御臺所
読み方割合
みだいどころ95.7%
おだいどころ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼかして胡麻化ごまかしてしまう。偉いぞお菊、その呼吸だ。御台所みだいどころに成れるかもしれねえ。俺はお前の弟子になろう、ひとつ俺を仕込んでくれ
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
十四代将軍(徳川家茂いえもち)の御台所みだいどころとして降嫁せらるるという和宮様はどんな美しいかただろうなぞと語り合ったりしているところだった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
下女は吾輩をぶら下げて主人の方へ向けてこの宿やどなしの小猫がいくら出しても出しても御台所おだいどころあがって来て困りますという。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)