“かっけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
脚気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とんでもない、冗談にもそんな、私は脚気かっけの持病こそあるが、胆石病なんぞにはまだお眼にかかったこともありませんや」
雪の上の霜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
同級のI君が脚気かっけで亡くなったので、われわれ数人の親しかった連中でその葬式に行った。南国の真夏の暑い盛りであった。
そしてOの蒼い顔を眺めた。Oはだいぶさきから脚気かっけで足をわるくしていたので、ぺたんこになって板敷の上に坐っていた。
或る少女の死まで (新字新仮名) / 室生犀星(著)