旧字:脚氣
そこへ牛乳を入れて交ぜるのだがこれは上等にして最初から牛乳ばかりで煮て玉子を交ぜたのだ。僕は夏になると脚気が起っていかん。
例えば米を精白にして食う風は年を追うて進み、しかも脚気の原因をビタミンBの欠乏に発見したのはつい近頃の事であった。
「とんでもない、冗談にもそんな、私は脚気の持病こそあるが、胆石病なんぞにはまだお眼にかかったこともありませんや」
同級のI君が脚気で亡くなったので、われわれ数人の親しかった連中でその葬式に行った。南国の真夏の暑い盛りであった。
“脚気”の意味
《名詞》
ビタミンB1が不足して発症する末梢神経障害。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“脚気”の解説
脚気(かっけ、en: beriberi)とは、ビタミン欠乏症の1つであり、重度で慢性的なビタミンB1(チアミン)の欠乏により、心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。軽度の場合は、チアミン欠乏症と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)