“薨去”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうきょ89.5%
こうきよ10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七月の二十六日には、江戸からの御隠使ごおんしが十二代将軍徳川家慶いえよし薨去こうきょを伝えた。道中奉行どうちゅうぶぎょうから、普請鳴り物類一切停止の触れも出た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そのころ西氏は脳疾で、あらゆる御役を引いて、間もなく大磯おおいそへ引移られました。三十年の一月に大磯で薨去こうきょされ、男爵を授けられました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
むかしからのつたへによりますと、垂仁天皇すいにんてんのうときに、天皇てんのう御弟倭彦命おんおとうとやまとひこのみこと薨去こうきよになつたさい、そのころ貴人きじんぬと、家臣かしんなどが殉死じゆんしといつて、おとも習慣しゆうかんがありましたので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
○菅神薨去こうきよより七年にあたりて延喜九年四月、左□臣藤原時平公こうず、歳三十九。