“殉死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅんし70.0%
トモジ15.0%
ともじ10.0%
じゆんし5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「無論責任を感じているんだけれど、君も知っている通り我儘な妹だ。兎に角、君が若しこの為めに自殺するようなら僕は殉死じゅんしする」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
おれは、此世に居なかつたと同前の人間になつて、ウツし身の人間どもには、忘れされて居るのだ。憐みのないおつかさま。おまへさまは、おれの妻の、おれに殉死トモジにするのを、見殺しになされた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
おれは、此世に居なかつたと同前の人間になつて、現し身の人間どもには忘れされて居るのだ。憐みのないおつかさま。おまへさまは、おれの妻の、おれに殉死ともじにするのを、見殺しになされた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それで、天皇てんのう殉死じゆんし風俗ふうぞくはなは人情にんじようにそむいた殘酷ざんこくなことであるから、これはどうしてもやめなければならぬとおかんがへになりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)