“ともじ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:トモジ
語句割合
殉死100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは、此世に居なかつたと同前の人間になつて、現し身の人間どもには忘れされて居るのだ。憐みのないおつかさま。おまへさまは、おれの妻の、おれに殉死ともじにするのを、見殺しになされた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれは、此世に居なかったと同前の人間になって、うつの人間どもには、忘れおおされて居るのだ。憐みのないおっかさま。おまえさまは、おれの妻の、おれに殉死ともじにするのを、見殺しになされた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)