“絶命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜつめい62.5%
ことき37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「間もなく絶命ぜつめいしましたよ。とうとう一言も口を利きませんでした。……午前零時三十五分でしたがネ」
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あわてて引きおこしてみると、佐原屋はもう絶命ぜつめいしていた。
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「はい。」と文彦は側に打ち仆れている助手の杉田を抱き起して見ると、もうすでに絶命こときれて身体は氷のように冷え切っている。
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
隊士はたおれた。お千代は仰天し、走寄って介抱したが、もう絶命こときれていた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)