“絶体絶命”の読み方と例文
旧字:絶體絶命
読み方割合
ぜったいぜつめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのが、にとるようにこえるので、ぼうさんはもういよいよ絶体絶命ぜったいぜつめいとかくごをきめて、一心いっしんにおきょうとなえながら、はしれるだけはしって行きました。
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いよいよ絶体絶命ぜったいぜつめいです。これももとはといえば重吉じゅうきちのいたずらから出たことです。思えば重吉がうらめしくなりました。で、とうとう六兵衛はおろおろ声で
とんまの六兵衛 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
保吉は絶体絶命ぜったいぜつめいになった。この場合唯一ゆいいつ血路けつろになるものは生徒の質問に応ずることだった。それでもまだ時間が余れば、早じまいをせんしてしまうことだった。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)