“ぜったいぜつめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
絶体絶命100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、絶体絶命ぜったいぜつめいかんじた。数秒すうびょうのちに、自分じぶんからだが、いくしゃくたかいところから地上ちじょう落下らっかして粉砕ふんさいするのだと意識いしきするや、不思議ふしぎにも、気力きりょくがった。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
寸秒すんびょう危機きき目前もくぜん、おもわず、ひたいわきの下から、つめたい脂汗あぶらあせをしぼって、ハッと、ときめきの息を一ついたが——その絶体絶命ぜったいぜつめいのとっさ、ふと、指さきにれたのは、さっき
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ああ絶体絶命ぜったいぜつめい……そうだ。何時いつ貴方あなた露西亜ロシヤには哲学てつがくい、しかしたれも、かれも、丁斑魚めだかでさえも哲学てつがくをすると有仰おっしゃったっけ。しかし丁斑魚めだか哲学てつがくをすればって、だれにもがいいのでしょう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)