“危機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きき71.4%
クライシス14.3%
ピンチ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連盟の危機ききをうれい、富士男を鼓舞こぶするゴルドンの言々句々げんげんくくは、せつせつとして胸にせまる、富士男は感激かんげきにぬれた眼をあげた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
然るに運命は今俺の内面生活を危機クライシスに導いた。死と愛との姿は今眼について離れない。内界の平衡は著しく傾いて、此儘にしてはゐられないと云ふ意識は強く俺の魂をゆすぶる。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
そのような危機ピンチを、白石右策博士は見事にすくったのだった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)