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危機
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きき
ふりがな文庫
“
危機
(
きき
)” の例文
連盟の
危機
(
きき
)
をうれい、富士男を
鼓舞
(
こぶ
)
するゴルドンの
言々句々
(
げんげんくく
)
は、せつせつとして胸にせまる、富士男は
感激
(
かんげき
)
にぬれた眼をあげた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
危機
(
きき
)
一髮のところへ、平次得意の投げ錢が飛びました。二の腕の
關節
(
くわんせつ
)
を
永樂錢
(
えいらくせん
)
に打たれて、思はず
匕首
(
あひくち
)
を取落したところへ、飛込んだ平次。
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
而
(
しこう
)
して露国またその
虚
(
きょ
)
に
乗
(
じょう
)
ぜんとす。その
危機
(
きき
)
実に
一髪
(
いっぱつ
)
と
謂
(
い
)
わざるべからず。
若
(
も
)
し幕府にして
戦端
(
せんたん
)
を開かば、その
底止
(
ていし
)
するところ
何
(
いずれ
)
の
辺
(
へん
)
に在るべき。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
お
蓮様
(
れんさま
)
の寮で柳生源三郎が剣豪
峰丹波
(
みねたんば
)
一党にとりかこまれ、くら
闇
(
やみ
)
の中に
命
(
いのち
)
と頼む
白刃
(
はくじん
)
を
濡
(
ぬ
)
れ
真綿
(
まわた
)
でからめられた「源三郎の
危機
(
きき
)
」から
稿
(
こう
)
をつづけるべきですが
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
寸秒
(
すんびょう
)
の
危機
(
きき
)
は
目前
(
もくぜん
)
、おもわず、
額
(
ひたい
)
や
腋
(
わき
)
の下から、つめたい
脂汗
(
あぶらあせ
)
をしぼって、ハッと、ときめきの息を一つ
吐
(
は
)
いたが——その
絶体絶命
(
ぜったいぜつめい
)
のとっさ、ふと、指さきに
触
(
ふ
)
れたのは、さっき
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
この
悽惨
(
せいさん
)
たる
危機
(
きき
)
にたいし、モコウと他の少年たちのすがたが見えぬのはふしぎである。あるいはみな殺されて、洞内に倒れているのではあるまいか。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
これすなわち勝氏が特に外交の
危機
(
きき
)
云々
(
うんぬん
)
を
絶叫
(
ぜっきょう
)
して、その声を大にし以て人の
視聴
(
しちょう
)
を
聳動
(
しょうどう
)
せんと
勉
(
つと
)
めたる
所以
(
ゆえん
)
に非ざるか、
竊
(
ひそか
)
に
測量
(
そくりょう
)
するところなれども
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
だが、——竹童の今は、しんに、
間
(
かん
)
一
髪
(
ぱつ
)
をおく
間
(
ま
)
もない
危機
(
きき
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然
(
しか
)
るに勝氏は一身の
働
(
はたらき
)
を以て
強
(
し
)
いて幕府を
解散
(
かいさん
)
し、薩長の
徒
(
と
)
に天下を
引渡
(
ひきわた
)
したるはいかなる
考
(
かんがえ
)
より出でたるか、今日に至りこれを
弁護
(
べんご
)
するものは、勝氏は当時
外国干渉
(
がいこくかんしょう
)
すなわち国家の
危機
(
きき
)
に際して
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
危機
(
きき
)
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
“危機”の意味
《名詞》
危 機(きき)
生命や物事の存続が危ぶまれるような危険な場面。
(出典:Wiktionary)
“危機”の解説
危機(きき)とは、安全、経済、政治、社会、環境等の面で、個人、組織、コミュニティ、もしくは社会全体に対して不安定かつ危険な状況をもたらす、もしくはもたらしかねない突発的な出来事のことである。英語のクライシス(crisis / 複数形: crises)は、ギリシア語の「クリシス」(κρίσις)に由来している。
(出典:Wikipedia)
危
常用漢字
小6
部首:⼙
6画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“危機”で始まる語句
危機一髪
危機一髮