“戦端”の読み方と例文
読み方割合
せんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しこうして露国またそのきょじょうぜんとす。その危機きき実に一髪いっぱつわざるべからず。し幕府にして戦端せんたんを開かば、その底止ていしするところいずれへんに在るべき。
「どうも、東京では近来よほど殺気さっき立っている。新聞の調子を見てもわかるが、どこかこういつもに違ってまじめなところがある。いよいよ戦端せんたんが開けるかもしれない」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
愈よ戦端せんたんを開く時には英国と共々に軍艦を以て品川沖をまわると、乱暴な事を云うて来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)